2013年6月30日日曜日

神話の里 高天原 No.2

急な登りの村道を抜けると平坦な場所に到着
そこが高天原の村です
一番奥まったところに高天彦神社があります。


ここまで来ると金剛山の山塊が目前に迫ってくる

神社の参道

杉の巨木が荘厳な雰囲気を醸し出してます

あじさいとバイク
高天原も今が花の旬のようです





高天彦神社の入り口脇

遅咲きのツツジが咲いてました

神社の前を流れる水路
触ってみたけど「冷たいーっ!」
湧き水なんでしょうか?


神社まえから村に続く道を撮影
戸数十数軒ほどの小さな在所があり
細々と暮らしている印象でした。

御所を本拠地にした古代葛城氏は弥生時代から大規模な水田を有し
そこから生まれた経済力からヤマト王権の大王家にも強い影響力を持っていたと思われますが
5世紀半ば雄略天皇に主力の氏族を滅亡させられ、
葛城氏の勢力も衰退したと言われています
先に説明した「極楽寺ヒビキ遺跡」も焼失した痕跡があり、日本書紀にある
雄略天皇の軍勢の攻撃によって滅びたとする記述とぴったり符合します。

金剛山 中腹の矮小な土地に細々と暮らしている
村人は果たして葛城襲津彦の末裔なんでしょうか?
下界の喧騒を避けるようにある高天原を見るとふとそんな風に感じました

また、弥生時代より連なる古い歴史をもつ葛城氏の誇りと反骨精神も併せ持っているようですね
写真にはないですが「蜘蛛窟」という天皇家に反抗した土着民を封じ込めた
遺跡もこの高天原の森に存在します

以上で本日のツーリングは終了
時間はすでに午後6時過ぎでした

0 件のコメント:

コメントを投稿