2014年4月25日金曜日

カワサキワールド vol.4 GPZ900RNinja

GPZ900RNinja
ニンジャ900の愛称で人気を博した元祖ニンジャ
空冷Zから年月を経て1983年末に満を期して発表
水冷並列4気筒DOHC4バルブ903ccから115PSの出力を搾り出し
コンパクトなエンジンと空力特性に優れたカウルをまとい
最高速度250km/hを発揮、圧倒的なパフォーマンスで一世を風靡したマシン
エッジの効いたデザイン、カウル前下部(俗に言うアゴ)の尖り具合が
最高にカッコよかった!

1986年、当時遅れてきた限定解除(大型)二輪ライダーだった私は
このデザインに惚れ、絶対に手に入れてやる!と意気込んでました
映画「トップガン」でF14トムキャットに乗る主人公トムクルーズの
愛車だったのも大きかった
だってトムちゃんムチャかっこよかったんだも~ん(*^^*)

一応フルカウルな訳ですがNinja900に関しては
エンジンが見えるようデザイン、特に左側はサイドカムチェーンの関係で
シリンダーヘッドが張り出して無骨!賛否両論あったけど
自分的には「これぞ、男カワサキ!」じゃと惚れこんでました
まあ、ホンダあたりなら絶対にやらない類いのデザインでしょう

サイドから見るテール部分
この部分は比較的大人しいというか手を抜いたというか
そんな印象ですね

サイドカバー
誇らしげな900のエンブレム

当時国内仕様で750ccが発売され900は逆輸入車でしたが
円高相場で販売価格は100万円前半だった記憶
ガンバれば何とか手に入れられる値段だったな~
ちなみに750cc版はデモ車を一度乗ったんですが
取りあえず全開にしてみようと1速スロットルワイドオープンしたら
一瞬で100km/hオーバー、脳みそが頭蓋骨の後方に偏ったか?と
思わせる強烈な加速でした、視野がキューゥと狭くなった・・・
その当時の私の愛車はRG250Γでそれほど遅いバイクではなかったんですが
250ccと750ccのパワーの違いを決定的に見せ付けられた気がしました

その後、何度もNinja900を求めてバイク屋巡り
中古車なら100万を切る価格で出回ってました
そんなとき、知り合いからZ2後期型(D1)の出物があるで~♪
と声がかかりモノを見たら極上車
結局そちらを買って晴れて大型バイクライダーと相成りました
もちろんZ2も思い入れてんこ盛りの大好きバイクで
妥協したとかそんな気持ちは微塵もなかったです

それからもNinja900に対する思いは持続するんですが
あるときNinja900アメリカ仕様の乗る後輩から
乗り換えるんで要りませんか?と声が掛かりました
値段はたしか50万ほどだったかな、一気にNinjaゲットに傾いたんですが
詳しくバイクの状態を聞いたら、どうも事故車らしく速度を上げると
ハンドルからウォッブルが出る ってことでした
結局購入を断念したんですが、いっときはZ2とNinja900の二台体制
酒とバラの日々が訪れるかと夢想しました(^^;)


電気式アンチノーズダイブシステム
1980年代後半までブレーキング時のノーズダイブを抑えるため

各メーカーのスポーツ車で装備してました
のちにサスペンション性能が進歩し廃止、Ninja900も後期型には付いてません

ほんとええデザインですね~!

結局オーナーには成れなかったですが
実のことをいうと、その後も諦めたわけではなく
虎視眈々と獲物を探してましたが、とどめと言うか友人から
GPX750R輸出仕様フルパワー買って!声が掛かりました
GPXのフルパワーといえばヨーロッパ仕様108PSの最大出力と
198kgの乾燥重量で圧倒的パフォーマンスを発揮してましたからね
世間はレプリカブームでパフォーマンス至上主義
Ninja750より40kg軽く31PSも高出力で
Ninja900と比較しても馬力は後期型と同出力、
車重が40kgほど軽量 加速力、運動性は圧倒的にGPX750Rに利があったわけです
結果、そのGPXを購入、脳みそが後ろに片寄る加速で
巷の好戦的でウザい2スト250レプリカ勢をブッチ切る日々を送るほうを選択しました
慣れというのは恐ろしいもんで、その加速力も1カ月も乗れば
体が順応して視界が狭まるようなことは無くなりました

そんなわけでGPZ900R Ninjaはとうとうオーナーになることなく
永遠に憧れのままで終わったのでした
まだ分からんけどね(^^)

この項おわり vol.5へつづく



0 件のコメント:

コメントを投稿